ご年配の方からよく「腰が曲がってしまわないか心配です」と相談を受けます。
腰痛が長引いたり、前かがみでないと腰が楽に歩けないといった方が心配されますが、腰痛が腰曲がりを起こすわけではありません。
腰曲がりの原因は腰骨の骨密度と関係があります。年齢を重ねるとどうしても骨が徐々に脆くなってしまいます。脆くなった骨は柔らかくなり、潰れたり変形し腰骨が徐々に曲がっていきます。いわゆる変形性腰痛症です。そしてこれは骨粗鬆症と関係します。
骨粗鬆症は現代医学で容易に検査が可能になっていますのでご心配な方は是非診察を受けられると良いでしょう。
筋肉は年齢に関係なく鍛えられますが骨や反射神経は年齢とともに徐々に衰えてきます。予防のため必ず検査しお医者さんに管理してもらうことをおすすめします。
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