強い外力によって患部が怪我をすることを損傷と言いますが、その際、皮膚が切れていない損傷を「傷」といい、皮膚が切れて傷口のある損傷を「創」と言います。
接骨院で診てもらうのはこの「傷」になります。「創」は傷口があるため細菌感染の恐れがあるため抗生物質が出せる整形外科か外科に診てもらわなければなりません。
さて接骨院では外傷いわゆる傷口のないケガを診てもらいますが、主に骨折、捻挫、脱臼、肉離れ、打撲になります。
骨折と脱臼はお医者さんの同意がないと継続した施術が出来ませんが、捻挫、肉離れ、打撲は接骨院単独で施術が可能となります。
患部をまずは安静(REST)にし、すぐに冷やし(ICE)、圧迫(COMPRESSION)し、心臓より高い位置に持ち上げます(ELEVATION)。
つまり、それぞれの頭文字を取ってRICEという応急処置をします。
患部の安静は説明するまでもないと思いますが、冷却は炎症範囲を広げないために行います。圧迫は出血範囲を広げない為、挙上は患部に血液が集まらないようして腫れを大きくしないようにするために行います。覚えやすいので是非記憶しておいてほしいです。
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